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海外視察 ドイツeスポーツ視察②

海外視察 ドイツeスポーツ視察②

海外視察 ドイツeスポーツ視察②

ドイツ視察初日に訪問したのはドイツ連邦経済気候保護省。
ドイツ国内におけるAIやゲーミング産業、それらの関連協会に対する支援を行う責任省庁となっています。
その会談後は、ドイツ外務省主催の食事会にも招待されました。

会談では、ドイツ連邦におけるeスポーツや関連産業の現状分析、それを踏まえた今後の戦略やロードマップが示されました。
とても熱量のあるプレゼンテーションで、如何にスポーツやAIをドイツ連邦として重要な事と捉えているかわかる時間となりました。

中でも印象的だったのは、AIやeスポーツを同じデジタル分野の文脈で捉えているというお話でした。
eスポーツが単品ではなくデジタル時代の中の一つの要素という考え方でした。

eスポーツを学ぶことで関連するデジタル分野に興味関心を広げ、幅広いカリキュラムを学ぶことで、デジタル人材に育てたいという本学院の教育理念と繋がるなと感じたからです。

今後発展していくデジタル産業の全体像を考えながら、eスポーツを捉えることの重要性を再確認できました。

その他に印象的だったのは何故ドイツ連邦として推進したい産業がeスポーツなのかという点でした。理由は日本同様でeスポーツが他の分野に比べて成長率も幅も大きいということだったのですが、日本と異なる背景のお話がとても印象的でした。

ドイツ国内のゲーム産業ですが、実は多くを外国のゲーム産業に依存しているというお話でした。国内のゲーム産業ではなく外国に95%以上依存しているということに大変驚きました。

考えてみれば、日本にはソニーや任天堂などのハードもソフトも提供する世界トップクラスの企業があり、カプコン、セガ、バンダイナムコ、コナミなどの世界でも有数のソフトメーカーがあります。また、コンテンツにおいてもアニメや漫画など世界で注目されるコンテンツも多かったので、このような環境を当たり前に感じていましたが、実は各企業の長年の努力が実を結び、日本のeスポーツやコンテンツ産業は非常に優位な状況にあることを認識することができました。

一方で、だからこそ熱が違うのかなとも感じました。ドイツ連邦はeスポーツ業界のリーディング国家になれるように、専用の開発助成金を大幅増額して用意し、公益団体として認定し税制上の優遇まで検討して、産業と人材の育成に本気で取り組んでいることがわかりました。

日本は、eスポーツ業界で大変優位性のある現状がありますが、世界のこのマーケットへの熱意を甘く見ているとあっという間に追いつかれかねないという思いにもなりました。

世界のeスポーツ経済圏の中で日本は間違いなく優位にいます。
eスポーツ=遊びではない、未来への無限の可能性の産業という正確な理解が国内でも進めばという思いに改めてなりました。

ポイント
・若年層への人気に関わらず、ドイツでは未だeスポーツをスポーツとして認めていない方々もいる。
・一方で、現況やこれからの若者の未来やドイツ経済を考えると連邦政府としては変化を考えている。
・そこで経済環境省が中心となりeスポーツ産業の推進を目指している。
・具体的にはeスポーツ産業を公益団体として助成金を設定するなどの取り組みを検討中。

ベルリンにあるドイツ外務省からの風景

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